大学生活、日頃の出来事への考察・雑記、映画やアメコミのレヴュー、トライアスロンのこと、etc.

引っ越しました!(2011年5月)
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『ULTIMATE X-MEN vol.16』 ( 2007-07-13 )

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 久々のアメコミネタです。
 『ULTIMATE X-MEN vol.16:CABLE』レヴュー。
 アルティメットX-MENの世界にもとうとう、パラレルユニバースが現れました。突如エグゼビア学園に姿をあらわし、チャールズ・エグゼビアの命を狙う謎の男ケーブル。ハイテク兵器を駆使して弱点を突いてくるケーブルにX-MENは大苦戦。一度は彼を追い詰めたものの、ケーブルはジーンを人質に捕り姿をくらましてしまった。直後、ケーブルを止めるため未来から来たもう一人の男ビショップ。ビショップに率いられたX-MENはジーン奪還とプロフェッサーの命を守るためケーブルに再戦を挑む・・・・・。


 ここ数巻の中では群を抜く面白さでした。駆け足で進むテンポよいストーリーに加え、生々しさが増した激しいバトルシーンが見ものです。正史とは違った役割を持って登場するケーブルとビショップ。また映画で人気を博したパイロが初登場するのもうれしいところです。そして、これから数年は見れないだろういうほどカッコいいサイクロプスの姿にも注目です。また、おまけストーリーとして、"人間であるから"ミュータントの友達たちに仲間はずれにされる少年の話も掲載しています。

 以降は[ネタばれ]で行きます。


 冒頭、今日がジーン・グレイの20歳の誕生日であることが分かります。ジーンが20歳ってことはサイクは21歳ですよね。そういえば私がULTIMATE X-MENを読み始めたときは18歳でその時サイクも18歳でした。そして私も今や21歳(あと数ヶ月で22だけど)。なんだか感慨深いものを感じます。これからはがんがん私だけ歳をとってゆくんだろうなぁ。

 まぁそんなことは置いておいて。一方ではシャドウキャットが前々から考えていた学園を去る決心を固めていました。ローグは吸収能力が再発しやや落ち込み気味。アイスマンは彼女の力になろうとしますがいまいち上手くはいっておらず。またナイトクローラーは未だにこん睡状態で悪夢の中で苦しんでいました。

 プロフェッサーがナイトクローラーのリハビリをしている最中、突如光の中から半身が機械の男が現れ銃口を向けてきます。相手が何のためらいもなく自分を殺そうとしていると感じ取ったプロフェッサーはテレキネシスで攻撃を避けますが、脳波遮断装置を付けられKO。通りかかったシャドウキャットが男に飛び掛り、階下に引きずり込みますが、腹をナイフで刺され倒れます。そこへ数人のX-MENが駆けつけますが、まるで弱点を熟知したかのようにハイテク兵器を使い分け、ジーン、サイク、コロッサス、ストームが次々やられてしまいます。残るはウルヴァリンだけになったとき、男の右手から3本のアダマンチウム製の爪が飛び出しました。「ヒーリングファクターを失って30年。マジで痛いぜ。」 驚くウルヴァリンに対し男は意味深なセリフを吐くと共に爆弾でウルヴァリンの胸を吹き飛ばした。そこへ現れたアイスマンの一瞬の足止めにより、回復したプロフェッサー、サイク、コロッサスが男を追い詰めますが、男はジーンを人質にして消えてしまいました。

 「ケーブルはどこだ!? 今すぐ答えろ! 奴はまだ来てないのか!? 俺は奴より早く来たのか!? まだ間に合うのか!?」突然、もう一人の男ビショップが光の中から現れますが、「そんな気分じゃないんでな。クソじじい!」と近くにいたウルヴァリンにボコボコにされました。ビショップの話により、男の名はケーブルであること。ケーブルもビショップも未来から来たこと。二人はもとは未来世界でエグゼビアの教えを広める同志だったが、ケーブルは次第に荒廃した世界の原因がエグゼビアであると考え、過去へ殺しに来たこと。タイムトラベルの特性上、まだ未来に行っていないこと。エグゼビアは無理だがビショップはケーブルの位置を探知できることが判明。
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 ビショップはサイク(←非常に不満)とプロフェッサーを残して他のメンバーと共にテレポーテーションでケーブルの隠れ家へ向かいました。着いた直後、ローグは敵のショットガンで左腕を吹き飛ばされてしまう。ヒーリングファクターをローグに吸収させた後ウルヴァリンは怒り来るってケーブルの4人の手下たちに襲い掛かかります。激しい戦闘。アイスマンはローグを抱えテレポーテーションで学園の医療室へ急行。腕を失い苦しむ生徒を見て血相を変えたプロフェッサーは、サイクにジェット機の仕度をさせます。さっきまで行こうとするサイクを止めていたプロフェッサーがなぜ突然・・・「ジーンが、チームが危険だ。あなたの気持ちは分かる。でも僕が行けばいいでしょう? あなたが一番の標的なんですよ! どうして軽率な行動を取るんです?」「黙れ!分からないのか?口で言わなければ分からないのか?・・・・・・私は、ジーンを愛してるんだ。

 やっぱりか。正史ではプロフェッサーがジーンを愛していることについては、ジーンがオンスロート(プロフェッサーのダークサイド)に導かれてプロフェッサーの精神の中で発見します。それに対し、アルティメットでは弟子でジーンの恋人であるサイクに告白してしまうとは。腹黒教授がここに来てちょっと素直。いよいよ死期が近づいてきました。




ここから先もほとんどストーリーに沿って結末まで書いてしまうので、未見の方は自分の判断で読み進んでください。










 学園を出て数時間。無言でジェット機を飛ばしてきたサイクは、目的地上空で突然ハッチから飛び降りました。「気でも狂ったか、スコット!」「それを言う暇があったら僕が安全に降りられるようストームに伝えて下さい。その後僕の記憶を読んでジェット機を自力で着陸させて下さい。」 ツッコミを入れたくなる会話ですがサイクが何かカッコいいのでOK。地上のストームは弾丸を食らって倒れていたのですが、力を振り絞ってサイクの着地を助けます。着地と同時に敵のミュータント、グリズリーをオプティック・ブラスト&キックで倒すサイク。
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「お前に用はない!」 オプティック・ブラストと打撃技を同時に繰り出すサイクはアルティメット史上初(たぶん)です。セリフとアクションがカッコよすぎですね。

 「X-MEN! その場から離れろ!」ジェット機が戦場の真ん中へ墜落します。プロフェッサーはテレキネシスの繭でその身を守りました。わざとかわざとじゃないかは分かりませんが、新品のXジェットは大破。爆発に巻き込まれた敵のミュータントたちは重傷を負ってしまいます。「これじゃ割りに合わねーぜ!」彼らは未来へ帰ってしまいました。
070712uxm005.jpg X-MENの中で爆発のダメージが最も軽かったサイクが、ケーブルに最後の戦いを挑みます。「止まれ!そこを動くな!」 「死にてえのか。 ・・・まったく、お前はあの時殺しとくべきだったぜ。」 ケーブルはサイクの顔面に向かって手裏剣を投げますが、バイザーに当たって助かります。「まだだ!僕は負けない!」バイザーを失ってもひるまずオプティック・ブラストを放つサイク。ケーブルはナイフで応戦。「まだ足りねえようだな。」「僕はまだまだこれからだぞ!」傷だらけになりながらも戦い続けるサイク。今までこれほど逞しくこれほど粘り強く戦うサイクがいたでしょうか(いや、いない)。

 「ケーブル!私はここにいるぞ!」いたたまれなくなったプロフェッサーは二人の前に出てきました。ケーブルの隙を突き、最後のオプティック・ブラストを撃ち倒れ込むサイク。しかし先に起き上がったケーブルは仕掛けてあった爆弾のスイッチを押してしまいました。プロフェッサーはとっさにサイクを突き飛ばして逃がし、自らは爆発に巻き込まれてしまいます。

 爆発箇所へ行くX-MENたち。そこで見たものは煤まみれの骨となったプロフェッサーだった。無言で下を向くメンバー。目を開けられないサイクは遺体のすぐ側まで言ってその死を確かめた。今や拘束が解けたジーンは遅れてその場に到着するが、師の変わり果てた姿にショックを受けるのでした。またウルヴァリンはケーブルは爆発直前に未来へ戻ったと確信していました。

 チャールズ・エグゼビアの死は各方面に広まります。葬式にはモイラ・マクターガト、リランドラ、フューリー、ファンタスティック・フォー、アカデミー・オブ・トゥモローなどの面々が集まりました。葬式の中でウルヴァリンはケーブルが未来の自分であると確信していました。また死のニュースはマグニートーの元へも通じていました。「大したことじゃない。このまま計画を進行しろ。  ・・・さて、少しひとりにしてくれたまえ。我が宿敵の死の喜びに浸るとするよ。

 エグゼビア教授は読者からすればかなりの腹黒オヤジですが、今回の葬式では多くの人に尊敬され愛されていた人物だということが分かります。特にプロフェッサーがいなければ全く違う人生を歩いていただろう、ジーン、サイク、ストームをはじめとするX-MENにとっては大きな悲しみとなっていることが描写されます。

 葬式後、エグゼビアの遺言を持った弁護士が訪ねてきました。資産はジーン、サイク、ストームの三人に相続させるといいます。最近学園のスポンサーとなったシーアー啓蒙教会からは引き続き支援を得られることも確認。サイクは学園を続ける決心をします。

 葬式の前、とうとうキティ・プライドは学園を去ってゆきました。またコロッサスはアカデミー・オブ・トゥモローのジーン・ポールのところへしばらく住み着くことにしました。またウルヴァリンの前には再びセイバートゥースが現れ、ウルヴァリンの妻でありセイバートゥースの母である人物を共に探そうと持ちかけます。ウルヴァリンはその話を信じようとはしませんが、ひとり学園を後にします。そしてビショップは戦闘中ケーブルに装置を破壊されたため未来へ戻ることができず学園に身を寄せました。

 サイクはジーンへの誕生日プレゼントを用意していました。ジーンはテレパスであるからプレゼントが何なのかを知っています。サイクもそれは分かっていましたが、ジーンからの答えを求めていました。「あなたとは結婚できないわ。」ジーンは最近の事件から、自分の将来への不安を持っていました。しかしその会話の中で二人はお互いの愛を確かめ合うのでした。

 ひと段落ついたところで、サイクは残ったメンバーを集めて話を始めました。「X-MENを解散する。」サイクはプロフェッサーの理想を守る一方で、ミュータントの戦闘部隊を作ることは犠牲者を増やすだけだと言います。サイクはこのエグゼビア学園をミュータントが安全に暮らせる学校として再出発させる決意を表明し、現メンバーには時が来れば卒業し教師として残って欲しい意向を伝えました。

 「平和だけじゃ解決できない。X-MENの庇護を必要としている者たちはどうする?」ビショップが割って入ります。未来世界でのエグゼビア信者であるビショップにとってはサイクの考えは受け入れ難いものです。しかしサイクはチャールズ・エグゼビアなくしてX-MENは存続し得ないと主張します。

 次回作ではビショップが新X-MENを組んじゃうわけですが、サイクはこんなこと言ってたらますます出番が少なくなること間違いなしですね。というか、今回サイクが語ったことはエマ・フロストよりさらに消極的なんですが、この先いつまで持つか楽しみです。プロフェッサーが復活するまでこの状態だったらプロフェッサーはサイクになんと言うのでしょうか。

 一方、未来世界では読者全員の予想通り、生きたチャールズ・エグゼビアがケーブルによって拘束されていました。「あんたにゃ話が山ほどあるんだ。」


 という感じで幕を閉じる『ULTIMATE X-MEN vol.16:CABLE』。シンディケートとのつながりや他にもいろいろな謎を残したまま消えたチャールズ・エグゼビア。これからX-MENがこの謎にどんなふうに翻弄されてゆくか楽しみです。またシーアー啓蒙教会が裏でヘルファイア・クラブとつながっていることも示唆され、ダーク・フェニックス・サーガへの伏線が張られます。マグニートーが山奥っぽいところに建造中のミュータントの楽園(大学っぽい?)が何なのかも気になります。ビショップがX-MENを指揮してそこにサイクがいないのも気がかりです。ケーブルが信じるエグゼビアの世界破滅説がどういうことなのかも気になります。アルティメット・オンスロートも近いということでしょうか。

 まぁ一番気になるのはケーブルの正体ですね。普通に考えればウルヴァリンの未来の姿ということになりますが、それはあまりに詰まらない。ウルヴァリンより大柄であることや、ヒーリング・ファクターを持ってないこと、またウルヴァリンに対してだけ正体を示唆するような行動していることからケーブル≠ウルヴァリンという気がします。やはり正史通りサイクとジーン(マデリーンかも)の息子で何かしらの目的のためウルヴァリンのふりをしているのではないかと。この謎もいずれ明かされることを望みます。ULTIMATE X-MEN、ますます面白くなってきました。


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「My name is Pyro. Fire is my friend.」
 そういえば、アルティメット・パイロは新X-MENのメンバーになるっぽいです。ミュータント地下組織モーロックスの一員で、エグゼビア事故死という報道を信じず、エグゼビアは人間に殺されたんだと叫んで街で暴れ特殊部隊に囲まれたところをナイトクローラーに助けられました。正史では自分の制御下の炎からはダメージを受けない能力を持っていたはずですが、アルティメット・パイロは全身火傷だらけです。とりあえずこれからの活躍に期待。


 あと、サイク、ジーン、ストームそしてウルヴァリンの4人が映るカットがあるのですが、やはりこの4人が一緒にいると映画ファンとしてはうれしい気分になります。
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コメント

正史では死んだパイロがアルティメットで登場しましたか!最近は全然アメコミ蒐集出来てません。アルティメットの方もそろそろ集めまくらないといけませんね(^^;

アルティメットのパイロはとりあえずX-MEN側につくようなのでこれからも活躍してくれそうですよ。私はここ数ヶ月あまり読めなかった分、最近よく読んでおります。

なんというか、今までのが正史をなぞっていたのに対していよいよアルティメット独自の路線が見えてきましたね。

各主要キャラの違いも明確になってきましたし、サイクはかっこいいし(笑)

あと、ケーブルの戦い方がすごくクレバーで燃えましたね

>ミヤさん
このままアルティメット独自路線で行ってくれると面白そうですね。今までは「ココが違うんだ」という点を楽しんでいた感がありますが、まったく予想の付かない展開になってくれるのもいいですよね。
ケーブルの戦いはカッコよかったです。X-MENを次々倒してゆくところとか、ウルヴァリンとの会話を交えての戦いは熱かったです。次はいつ出てくることやら。

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ヨコハマ在住大学院生。アメコミ『ULTIMATE X-MEN』読んだりトライアスロンしたりします。
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